Shimano SF-MX30 オーバーホール

 ちょっとガタがあるようだったので、シングルフリーのMX30を分解しました。

Shimano SF-MX30 O/H

 カニ目レンチは持ってませんが、カバーは高トルクで締められているわけではなさそうなので棒を突っ込んでハンマーで叩きました。案外簡単に緩みます。逆ネジなので逆向きに叩かないよう気を付けましょう。

Shimano SF-MX30 O/H

 グリスは真っ黒で粘度も低く、量も少し足りない気がします。ボールは両面各48個で計96個。なくさないよう気を付けながら作業します。この状態でコグを上に引くとフリー部分が出てきますが、その際にボールがこぼれ出るので注意しましょう。

Shimano SF-MX30 O/H

 爪は2か所しかありません。昨今のフリーは爪が多いので少し寂しく感じます。幸いベアリングレースとボールに損傷は無かったので、パーツ交換は無しでそのまま組み直します。

Shimano SF-MX30 O/H

 ボールのセットはコグ側にグリスを盛って作業する方が楽です。 磁性のあるラジオペンチを使えば1度に2個乗せることができるので、作業効率は倍になります。ただ、ボールを落とすと行方不明になる確率が高いので1個ずつ載せていく方が確実ではあります。

 

 以降写真は撮ってませんが、グリスはFinish Lineのテフロングリスを使用しました。若干適正粘度より高いのか回転が渋いですが、耐候性は上がるので良しとしましょう。作業前のスカスカした感じは無くなったので、これで当分は大丈夫そうです。。