Alchemist Hubs

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http://www.alchemistbikes.com/en/catalogo/hubs.html

 

一瞬あのAlchemyがMTBハブを出したのかと思いましたが、どうやらこちらはイタリアの会社で関係ないようです。

XC向けのカーボンシェルでラチェットはマグネティックを採用しているそうです。以前ドイツのTuneが100gちょっとのリアハブでマグネティックラチェットを使っていると聞いた事がありますが、Alchemist曰く特許を取っているそうなので、多分違う機構なんでしょう。

 

体重制限は90kg、ハブスペーシングは100/135でスルーアクスルはレフティ用のみ有り、と完全に軽量XCバイクがターゲットのようです。フロントが230ユーロ、リアが450ユーロなのでべらぼうに高いという訳でもありません。ビジュアル的にはPop-ProductsのXC用軽量ハブ辺りが競合商品でしょうか。

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http://www.bikerumor.com/2011/09/26/eurobike-randomness-nuke-proof-pinion-parts-of-passion/

 

カーボンを飾りではなく軽量且つ高強度な素材としてハブシェルに使うようになったのは最近だと思います。下の写真は異常なほど軽量なDash Cyclesのハブで、わずか109gしかありませんが、これもカーボンありきでの重量だと思います。流石に強度不足だったのか今では140gほどのハブ のみのラインナップに留まっていますが、それでも十分軽量です。

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http://www.zencyclery.com/components/hubs/dash-cycles/dash-veronica-hub.html

 

これからカーボンが進化してより軽くなるか、一般化してより安くなるかは分かりませんが、私は後者の方が嬉しいです。とはいえ、まだまだChris Kingが廃れる心配はなさそうですが。