Velo Orange Compact Crankset
代理で購入した物ですが、Velo Orangeのクランクです。ツーリング車やラグ付クロモリフレームに合いそうな外見です。昨今だとこういった外見のクランクは絶滅危惧種で、TAなどのビンテージパーツを使うとなると値段が高かったり、チェーンリングがスタンダードだったりと使い勝手が悪い場合が多いわけです。
このクランクは見ての通り、トレンドに即したコンパクトスパイダーに、48x34のチェーンリング。BB形式がテーパーなのが少し残念ですが、そこはビジュアルとトレードオフなので仕方ありません。
ポリッシュ仕上げで細身のクランクを探しているならお勧めのクランクです。取り扱いが異常に少ないのが欠点ですが、Universal CyclesでBBと一緒に購入できます。BB込みで邦貨で2万円ぐらい、そこに送料が掛かりますが、唯一無二の外見なので2.5万でも買う価値があると思います。
風邪?
最近更新が滞り気味なのですが、原因は風邪らしきものにかかっている為です。
4/23に発熱、26日に病院に行って抗生物質をもらってきました。で、その僅か2日後の28日に半治りの状態で強引にダウンヒル。そこから少しは体調が良い日が続いたと思ったら30日にまた発熱。これはすぐに回復したもののGW2日目の5/3に再び発熱。そして今に至ります。
コンスタントに38度を超えて頭痛と腹痛と悪寒がおまけで付いてきています。寝すぎてついでに腰痛。
2週間で3日しか外出していません。完全にニート状態。ダウンヒル以外の記憶もあまり無い、空白の2週間です。
今日も病院に行ってきますが、健康第一という事を痛感します。お金が無くても健康な方が楽しいですねえ。といいつつ暇だったのでネットで少々ポチってしまいましたが。
Think Cup 箱舘山走り放題DH
滋賀県北部の箱舘山で開催されるThink Cupに出てきました。大会というよりはタイム計測のおまけが付いたDHのお祭りみたいなものですが、富士見までは行けないけど、一足先にDHシーズンを始めたい、という場合には丁度良いタイミングと場所です。
一応カテゴリがあり、私はフルサススポーツで登録しました。当日変更できるようですが、途中から順位もタイムもどうでも良くなり結局スポーツのまま終えました。パッと見は初心者から出られる緩いイベントなのですが、会場に着くとDHバイクやフルフェイスのライダーしかいません。一応フルフェイスが必須になっているので本当のビギナーは来ないと思いますが、それにしても富士見よりよっぽどシリアスな雰囲気。まあ、Jシリーズのライダーがテスト走行で来るので、格段にレース指向の人が多いのは仕方がありません。
Dirtfreakの車も来ていました。見渡す限りDHバイク。ハードテール数人と僅かなAM以外は全員DHバイクです。
コースはお世辞にも楽しいとは言えないもので、特に午前中石がある程度掃けるまでは苦行でした。激坂ヘアピンはバームもなく、高速コーナーもフラットで石まみれとにかくガレているコースです。前半こそバームが少しあるものの、後半のつづら折れは本当にきつかったです。最後の高速コーナーでバームの途中に木の根があり、前輪を引っかけて吹っ飛びました。富士見はおろか、朽木MTBパークでももう少しマシなコースです。トレイルの方が楽しいような…あと、スタート地点までの激坂が結構堪えます。ビギナーだと下手したらスタートまでたどり着けません。トレイルで慣れているはずの私でも面食らうほどでした。2回目以降は何とも思いませんでしたが、コースはもっとスムーズだよね、、、と願うことになるとは思いませんでした。
タイム計測はこけたりコースを間違えたりでまともに完走できたのが2本か3本で、総合順位はクラス内の2/3ぐらいの位置。スポーツクラスがどのぐらいの物なのかイマイチ分からないのですが、満足いく結果ではありません。
今回走って分かりましたが、フラットなヘアピンとガレたコーナーが非常に苦手です。特にヘアピンではバイクが倒せずそろそろと曲がる癖があるので、これをどうにかしないとどのコースでもタイムロスしてしまいます。あとは、スムーズに走る事と、速く走る事は違うという事。フラットなセクションでは必死で漕がないとタイムは出ませんし、隙を見て加速するという事も必要です。その辺はレース指向ではないので練習はしませんが、良い経験にはなりました。また、サスのセッティングも色々試しましたが、Enduroのシールに交換してから動きが格段にスムーズになり、その結果前サスが大幅なセッティングの変更をする事になりました。この辺は別の記事にする予定ですが、とにかくシーズン初めにして様々な課題が浮き彫りになった形です。
次は富士見かな?と計画を立てつつありますが、やはり常設コースは富士見か福井和泉が圧倒的ですね。次点で朽木です。箱舘山はもう二度と来ないでしょう。
動画で見るSR Suntour Epicon
先日ハードテールで山に行った際、シートポストにGoproをマウントして撮影した所うまい具合にサスペンションの動きが映っていたので、山で使ったインプレも兼ねて書いておきます。
トラベルは先の投稿で書いた通り140mmにセット、装備重量が72kgぐらいで空気圧は60PSIと下り向けに低めにしていますが、これについては思う所があるので後程。サグはちょっと多めでしょうか? 厳密に測っていませんが、40mm程度(28%)になっています。リバウンドは乗った感触から+方向に6クリックにしています。
コースは結構丸太階段や岩の段差があり、スピードもそこそこ出るので飛び越えていくように走ります。どちらかというとフルサスの方が気持ちよく下れますが、Dusterは相当フレームがしなるので弾かれたり跳ねたりという事はあまりありませんでした。
サスペンションの感触としては、まず思ったのが空気圧の割に反動が硬い、という点。普通サグが30%も出るような状態だとロスがある代わりに快適な乗り心地になりますが、どうにもEpiconの場合は低圧にしてもそういった傾向は出にくいようです。ただ、動画の通り常に沈みっぱなしなので、プログレッシブの効いたトラベル後半で主にストロークしていたのが原因かもしれません。2本走った内、1本目はリバウンド減衰を強めにかけていた(遅い状態;8クリック程度)せいか、特にこの柔らかいのに硬いという傾向が顕著でした。
あと、ほとんどフルボトムしていないのも不思議ですね。後半に粘るセッティングなのかもしれませんが、しっかりと衝撃が来た時でも最後まで使い切れていないので、もしかしたら140mmに伸ばせるだけで、根本的には100mm程度のままなのかもしれません。
少し前までRockshox Revelation RL Dual-Airを使っていました。ストロークは150mmで160mmのフレームに使っていましたが、これは同じようなサグでもこういった感触や傾向は見られませんでした。あくまで150mmで使うように設計されたものと、とりあえず140mmまで伸ばせるものではやはり性能的な面で大きな差が開いてしまうのでは、というのが使ってみての感想です。私自身はフルサスの癖で前サスをフルボトムさせる事はあまり無いのですが、それにしても前しか衝撃を吸収できないはずのハードテールでフルボトムしないというのは不自然です。
そういう訳で、次は120mmにして使ってみようと思います。フレームの推奨ストロークも100~120mmですし、140mmで使うよりも自然な動きになると予想しています。
(2013/5/2 少し修正しました)
SR Suntour Epicon トラベル変更&インプレ
ハードテールを組んだのですが、色々な乗り方をしたかったので簡単にトラベルが変えられるEpiconにしました。2012モデルで80-140mmまで変更できます。ひとまずはAM的使い方をしてみたいので140に。
色々解説は載ってるので詳しく説明する必要は無いと思いますが、要はどのサスペンションも基本的にローワーレッグの外し方は一緒です。Suntourの良い所は、普通ローワーを外すとオイルが流れ出るのですが、それが無い点です。簡単、というよりは気軽に内部にアクセスできます。
まずはエアを全部抜いて、六角レンチでスプリングサイドのネジを緩めて、3回転ぐらい戻します。ダンパーサイドはノブを引っ張って外して10mmのソケットレンチで緩めましょう。これも緩めた後少し戻します。
緩める→ちょっと戻した後、ソケットかリバウンドノブをはめてハンマーで叩きます。固着しているのを叩いて緩めるという事なので、軽く叩くだけで大丈夫です。これを左右行いますが、スプリングサイドは先程ちょっと戻したボルトを直接叩いて大丈夫です。
スプリングサイドは引っ込んでいますが、固着が取れたら付いてるものは全部外しましょう。
この時点(ローワーを引っこ抜く段階)で外している物はこれで全部のはず。右上がバルブキャップ、左上がスプリングサイドのボルト、あとは全部リバウンド周りです。基本的にクラッシュワッシャーというよりは元々そういう形になっているようで、再利用して大丈夫そうです。
ローワーレッグを引っこ抜きました。何かしらのミスが無ければスムーズに抜けるはずです。右がダンパーシャフト、左はこれから開けていくエアスプリング周りです。
開けました。ここは普通の右ネジですが、気密性のためかしっかり締まっているので結構力が必要かもしれません。
そのまま丸ごと引っこ抜きます。4か所穴があり、一番右が140mmです。20mmずつ開けてあるので、現在は出荷状態の100mmという事になります。このピンが一番の曲者で、かなり固いので素直に3mmのポンチを買ってきた方が楽に済みます。3mmのレンチでも何とか抜けましたが、一人でやるにはかなり難しい作業でした。アクスルバイスがあると便利だと思います。
あとは順番通りに元に戻すだけです。余程グリスを拭き取らない限りは、改めて塗って戻す必要は無いですね。シールにフォーク用の塗りたくったらストロークの度にインナーにグリスが滲んで却って面倒です。
フォーク自体はリバウンド全開放でスコンスコンと綺麗に動くので、そこから適宜調整していけば十分使えます。ストローク感はちょっと後半の踏ん張りが弱い気がします。ManitouのMinuteに似てるような気がしますが、トラベルを変更すると動き方も変わるようなのであくまで140mmでの感想です。ロックアウトはしっかり効くので、ほとんどリジッドのような感触です。私はあまり使わないタイプなのですが、改めて使ってみると舗装路の登りなどはしっかりロックアウトしておいた方が楽ですね。これでロースピードコンプレッションがあったら最高なのですが、何せeBayで21000円ぐらいなので高望みをする方が酷でしょう。
普段使っているFoxのVan RC2 Kashimaに比べれば仕上げや高級感、セッティングの多様性などあらゆる点で劣りますが、売価5~6万程度の差を考えると、Epiconはとてつもないお買い得フォークと言えます。正直予算が少ないならこれ以外有り得ません。RockshoxならSolo AirのSektorやRevelationが競合商品ですが、Dual-AirやU-Turn Coilなどの特殊機構が必要でないならこちらを買いましょう。
JR西日本での輪行
昨日の事ですが、MTBを輪行している時の話。
空いている時間帯に京都発の新快速の最後尾に乗り込みましたが、通常自転車を置くのに丁度良い乗務員室前のスペースは他の乗客が立っていたので、収納できる椅子の所に自転車を立てかけて自分も立って乗っていました。すると発車から数分した所で乗務員室から車掌が出てきて「そこは椅子で他のお客様が座られるので、自転車は向こうに移動して下さい。」と乗務員室前に自転車を移動するように指示。そもそも私もそこに置きたかったわけですが、他の乗客がいるのにどうやって置けと言うのでしょう。察してそこに居た乗客は椅子に移動してくれましたが、仕方ないので自転車を移動させました。
移動するなり、車掌が突っかかってきます。
車掌「基本的に自転車の輪行は折り畳み自転車を袋に入れた状態以外は禁止なんで」
私「そんな話聞いた事ありませんが」
車掌「聞いた聞いてないとかじゃないんですよ。全国JRはそういうルールで決まってるんで」
私「最近決まったんですか?」
車掌「昔からそうです」
私「今までこういう形(普通の輪行)でやってたのも全てダメと?」
車掌「本当はダメですが混雑時以外は黙認しているという事です」
私「・・・」
車掌「最近他のお客様との(接触)事故が増えているので、混雑時のご利用(輪行)はご遠慮下さい」
横暴な態度もさることながら、ルールの不十分な理解にも呆れました。利用規約にはきちんと「分解し専用の袋に入れたスポーツ用の自転車または折り畳み自転車」と記載がある通り、JRは輪行を公式に認めています。納得がいかなかったため降りてすぐJR西日本にも問い合わせましたが、やはりいわゆる普通の輪行は全く問題なく、規約の通り公式に許可しているとの事。
もちろん自転車を持って乗る時は、それなりに色々配慮しています。わざわざホームを歩いて端の12号車まで来ている訳で、それなのに他の乗客が云々とさも私たちのように輪行している人は他の乗客よりも立場が低いかのような言い方をされるのはどうかと思います。
不愉快極まりない出来事でしたが、あのような車掌が新快速にいるとこれからも困る事がありそうなので、名前と列車コードを伝えておきました。しっかり勉強し直して頂きたいものです。