円安と海外通販

最近の円安には著しいものがあります。ユーロは半年前の100円から120円に、ドルは80円から90円に、ポンドは130円から140円と上がっていますが、特にユーロの1.2倍がかなり大きな影響を及ぼします。

 

でこうなってくると、ドイツ辺りの安いショップでもかなり厳しく、場合によってはアメリカのショップの方が安い事も。

 

例えば、アメリカで40ドルぐらい、ヨーロッパだと30ユーロぐらいで売られているパーツがあるとします。半年前なら、アメリカだと3200円、ヨーロッパだと3000円とヨーロッパの方がお得でした。今はどうでしょうか? 上で書いたレートを使うと、3600円と3600円と同じ値段になってしまいます。

 

通販ショップの地域別の特徴として、イギリスを除くヨーロッパのショップは安い代わりに送料をきっちり取られる場合が多いです。送料は20ユーロ~40ユーロといったところなので、1万円程度の買い物では結構な割合を送料が占めてしまいます。半年前の100円前後のレートならそれでも安かったので問題ありませんでした。バウチャーなどによる一括割引はほぼありません。

対してアメリカは送料はサイズによって変化し、中型パッケージだと30ドル台である場合が多いですが、小さい商品は安い方法で送ってくれるなどフレキシブルに対応してくれる傾向にあります。また、10%OFFのキャンペーンなどを頻発、もしくは価格に応じて常時割引を適用するショップ(Universal Cyclesなど)もあります。

 

現在のレートだと、割引後のUS価格が安いヨーロッパのショップよりもさらに安くなっている場合が時々見られるようになりました。このままユーロがあがるようなら、海外通販の主流はUS方向に移るかもしれません。