マグネットがセンサーと接触するのはなぜ?
スポークのマグネットがセンサーと接触する、という事象は、ロード乗りだと良くある事だと思いますが、良く考えると単純な問題ではないようです。今回はリアホイールのマグネットとGarminのセンサーで試してみました。
ホイールはR-SYS、フレームは大径クロモリチューブ、クランクはSram Redです。静止状態のクリアランスはこんな感じ。
両方5mmぐらい開いていますが、今回はケイデンスは関係ないので無視します。
走りながらGoproで撮っても良いですが、細かい部分が見えないので、止まった状態でフロントブレーキをかけ、ペダルを踏み込んで隙間を見てみる方法で試しました。以下が方法と結果です。DS=ドライブサイド、NDS=ノンドライブサイド、クリアランス=スポークマグネットとセンサーの距離
1.バイク真っ直ぐ+DSペダル踏込
フレームはしなりますが、クリアランスは特に変化なし。
2.バイク真っ直ぐ+NDSペダル踏込
こちらも1と同じくしなりますがクリアランスに変化はなし。
3.バイクDSに傾け+NDSペダル踏込
変化あり。BBがDS側に寄る関係でチェーンステーが引っ張られ、わずかにクリアランスが減少。
4.バイクNDSに傾け+DSペダル踏込
こちらも変化あり。3の反対で、クリアランスは増加。
という訳で、結果としては、バイクを倒して踏み込むとセンサー間の距離が変化する傾向がある、という事です。横剛性が非常に高いR-SYSなので他のホイールだと変化量は変わってくると思いますが、私の場合は概ね2mm程度の変化がありました。
ちなみに、QRを開放しても全閉にしても結果に変化はありませんでした。ずれない程度に締まっていれば問題ないと思っていましたが、やはり一定の締結力を超えるとさほど影響はないのではないでしょうか。