Q-Factorとクリートセッティング

ロードのビンディングに於いて、Q-Factorの存在は無視できないものです。特にサドル高が低い場合はQ-Factorの幅は非常に重要なポイントで、狭めるために試行錯誤をしている人もいる程です。

私はトーアウトの設定なのでQ-Factorはそこそこ広く、これに関しては悩んだことはありませんが、クリートを左右同じ幅にセットしてもなぜか違和感。左右の足が全然違うので当たり前といえば当たり前ですが、それとは違った、絶対的な違和感でした。右足がなぜか内側寄りに感じていたわけですが、どう考えても左右で条件を揃えているので、本来出るはずがありません。

しかし、良く考えてみると、根本的なところに一つ見落としがありました。ペダル自体の、センターからの距離です。クランクはプリロードを掛けて締める上、68mmと73mm対応、というのが普通です。汎用性を持たせる代わりに、少々誤差が出る可能性は十分あります。つまり、まずは何よりも最初にペダルがきちんと左右同じ距離にあるか測らなければいけない、という事です。

 

現に、Ceramic Speed 68mm + Sram Red GXPの組み合わせで、右側の方が1.5mm内側に入っていました。これは違和感を感じていた点と全く持って一致しています。1.5mmと比較的少ないため、ペダルワッシャーを挟んで右を1.5mm外に出しました。これで左右一致しています。

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実際に乗ってみましたが、右足が若干外側に寄ったのは良く分かりました。ちょっとQ-Factorが広くなりすぎたので、左右に元々1枚入れていた1mmのワッシャーは抜いてみる事にします。

Timeのペダルはラテラルフロートがある分Q-Factorを任意に調整できない(外と内の2通りのみ)ので、ワッシャーなどで少しずつ調整してあげる必要があるのは不便ですね。