動画で見るSR Suntour Epicon

先日ハードテールで山に行った際、シートポストにGoproをマウントして撮影した所うまい具合にサスペンションの動きが映っていたので、山で使ったインプレも兼ねて書いておきます。

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トラベルは先の投稿で書いた通り140mmにセット、装備重量が72kgぐらいで空気圧は60PSIと下り向けに低めにしていますが、これについては思う所があるので後程。サグはちょっと多めでしょうか? 厳密に測っていませんが、40mm程度(28%)になっています。リバウンドは乗った感触から+方向に6クリックにしています。

 

コースは結構丸太階段や岩の段差があり、スピードもそこそこ出るので飛び越えていくように走ります。どちらかというとフルサスの方が気持ちよく下れますが、Dusterは相当フレームがしなるので弾かれたり跳ねたりという事はあまりありませんでした。

 

サスペンションの感触としては、まず思ったのが空気圧の割に反動が硬い、という点。普通サグが30%も出るような状態だとロスがある代わりに快適な乗り心地になりますが、どうにもEpiconの場合は低圧にしてもそういった傾向は出にくいようです。ただ、動画の通り常に沈みっぱなしなので、プログレッシブの効いたトラベル後半で主にストロークしていたのが原因かもしれません。2本走った内、1本目はリバウンド減衰を強めにかけていた(遅い状態;8クリック程度)せいか、特にこの柔らかいのに硬いという傾向が顕著でした。

 

あと、ほとんどフルボトムしていないのも不思議ですね。後半に粘るセッティングなのかもしれませんが、しっかりと衝撃が来た時でも最後まで使い切れていないので、もしかしたら140mmに伸ばせるだけで、根本的には100mm程度のままなのかもしれません。

 

少し前までRockshox Revelation RL Dual-Airを使っていました。ストロークは150mmで160mmのフレームに使っていましたが、これは同じようなサグでもこういった感触や傾向は見られませんでした。あくまで150mmで使うように設計されたものと、とりあえず140mmまで伸ばせるものではやはり性能的な面で大きな差が開いてしまうのでは、というのが使ってみての感想です。私自身はフルサスの癖で前サスをフルボトムさせる事はあまり無いのですが、それにしても前しか衝撃を吸収できないはずのハードテールでフルボトムしないというのは不自然です。

 

そういう訳で、次は120mmにして使ってみようと思います。フレームの推奨ストロークも100~120mmですし、140mmで使うよりも自然な動きになると予想しています。

 

(2013/5/2 少し修正しました)