Maxxis Minion DHFをリアに使ってみる

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DHFのそっくりさんはあってもDHRのそっくりさんは無いぐらいDHFは出来の良いタイヤというわけで、そんな昨今の事情を鑑みると特にリアに使ってもおかしくは無いようですが、リアだけDHFというのはあまり見かけません。

 

私はDHFをフロントに使うのはあまり好きではありません。ある一定の舵角を超えると急にグリップがなくなる事が何度もあり、転倒の9割はそれが原因でした。多分荷重バランスやグリップの使い方が合わないのでしょう。あと、2.35のケブラービードは2.1インチぐらいしか無いので、リム打ち対策で少し圧を高めにしておく必要があるのも滑る原因でしょう。

 

現在は前後にHigh Roller II 2.4 Foldingを履いていましたが、900gオーバーのタイヤを前後に履いたままでは自走での移動が辛いので、暫定で余っていたDHFをリアに履いてみたという訳です。

 

結果としては、若干高圧にしなければならないものの、平地も登りも漕ぎが格段に軽くなりました。進行方向にノブが長く、変形による駆動ロスが少ない事、センター付近にノブが比較的密集している点が漕ぎの軽さにつながったのだと思います。180mmのリアトラベルが抜群の路面追従性とショック吸収性を発揮するので、デメリットはほとんど感じませんでした。実測で2.3ぐらいの太さがあって700g強で抑えられていれば本格的に使用したいタイヤなのですが、やはり細いか重いか(2.5)しかないので今の私には合わないタイヤです。Ardent 2.4 EXOと、試験的に購入したLarsen TT 2.35を当面はテスト使用するので、届いたらDHFは退役です。

 

シーズンインしたらDHF 2.5を買ってみようかな。シェアダントツ1位の超名タイヤなので、ネガティブイメージのままでは勿体ない気がします。